茶箪笥のモリタート

考察は妄言 深読みは趣味

ポケモンSVのプレイ感想:本編について

はい。




結論から言いましょう。
最高でした。

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はじめに

本記事はタイトルの通り、ポケットモンスター スカーレット/バイオレット」の感想を書き連ねたものとなります。
最高だったので感想文が長すぎて2つに分裂しました。
前編は主に3つのフリーシナリオについて、後編はザ・ホームウェイについてを書いています。

マジで長いので気が向いた時にでもお付き合いください。

また、以下の内容は根幹的なネタバレを含むストーリー感想文となるため、プレイ中の方、プレイを迷っている方はご注意ください。
ちなみに筆者はバイオレットの方をプレイしたため、博士やポケモンについての呼称が無意識にそちらに寄ってしまうかと思われます。悪しからず。


後編はこちら
3monopera.hatenablog.com



余談:前作剣盾プレイ時に書いたポケモンの思い出はこちら。
読まなくて全然大丈夫です。
3monopera.hatenablog.com


ポケットモンスターとわたし」の中にも書いていることなのですが、筆者はBWとサンムーン未プレイ者です。
作品に関する知識の偏りがあるかと思いますがご容赦ください。


本編について

作品概要

ポケットモンスター スカーレット/バイオレット」は

などなど、今作からの新たな要素が加わった新境地的なポケモンだった。


本作はポケモンやキャラクターやBGMの魅力は勿論のこと、とりわけストーリーの面白さが飛び抜けていた。なかでも秀逸だと感じたのは、新システムに進化したポケモンSVだからこそ出来たストーリー構成だった点。

上で箇条書きした新要素がとっ散らかることなくストーリーと噛み合い、物語の演出として最後の最後にめちゃくちゃ輝くんですよ!!
システムも組み込んだ「これだからこそ!」という固有のゲーム体験はなかなか出会えるもんじゃない。
やっぱりなんだかんだ最高だぜポケモンは。


まあその……かゆいところに手が届かないユーザーインタフェースや細かなバグ、ボックスのシステムといった前作から改悪された仕様も多く、システム周りは口が裂けても評価できない……けど……
今回はストーリー最高!というお話をしたくて書いた記事なのでそのあたりの批評は置いておく。重箱の隅をつつかない勇気。


3つのストーリー


本記事では

の3つのストーリーを本編と呼称しています。
ザ・ホームウェイも本編だけれど別枠として一旦除外。


そんな上記3つのストーリーは、主人公が転入したアカデミーで行われる課外授業「宝探し」として始まる。
転入して早々に3人(博士の依頼を含めると4人)の人物から協力を仰がれた主人公は、宝探しを兼ねてそれらの依頼をこなし、冒険を進めていく……という流れ。


そしてこれらの物語を自由な順番に進められるフリーシナリオシステムは、本作の大きな特色でもある。

これはゲームのオープンワールド化に伴った形式の変化なわけだが、そもそもポケモンにて複数の話、それもゲーム内でタイトルのつけられた独立の話を進めていくこと自体が非常に新鮮だった。
なんとなくここからも本作ポケモンの「ストーリー」への比重が高まっているのが汲み取れると思う。

それと、バトルの形式(ボス戦の切り札や前哨戦など)や話のパターン(ムービーの挟まり方やメインキャラの関わり方)が各タイトルで一様でなかったのも良かった。
本作はメインストーリーだけでもかなりのボリュームがあるため、飽きさせないための試みなのだと思う。後編で語るつもりのザ・ホームウェイも、無論どの話とも毛色が異なっていた。
確かに全ての話の形式が変わらないのならタイトルを分ける意味も必要もないだろうから、こういう作り込みは丁寧で好感がもてる。 味変は大事。

ちなみに、依頼者のネモ・ボタン・ペパーたちは皆同じ学園の生徒であるが、物語開始時点で各々の間にほとんど面識が無い。
それ故に互いの話に登場や干渉することも無いわけで、これらの話が独立している理由がちゃんと作中にあるのも地味に丁寧でよかった。


最終的にこの3人はパルデアの大穴の中へ向かう主人公の協力者として集結するのだが、「同じ所属」設定による友人ほど気安くはないがまったくの他人というわけでもない距離感が序盤の各ストーリーの独立と終盤の集結に上手く作用していたな〜という感想。


3人の仲間と3つのテーマ


ストーリーおよびそのメインキャラクターたちにはそれぞれをつらぬくテーマ的なものがあった。
物語の最後にて博士にも総括されているが、簡単に言うと下記の通り。

ネモの強さへの求道
ボタンの人間同士の絆
ペパーのポケモンとの絆

別ベクトルに伸びたこれらのテーマを1つずつの話として独立させることで、明快かつ丁寧に、しかも色んなアプローチでストーリーを展開することが出来ていたように思う。


ポケモンって広げようと思えば色んなテーマを展開できるポテンシャルがある一方、テキストメインのゲームではないから下手に欲張ると話がとっ散らかって竜頭蛇尾になりかねない訳で……*1

その解決策として「3つのテーマを1つの話にぶち込むんじゃなくて3つのテーマの3つの話にすればいじゃん!」という形にしたのはシンプルだけどめちゃくちゃ画期的だと感じた。


また、上記の各テーマは主人公が目指すゴールであると同時にネモ・ボタン・ペパーそれぞれのテーマだったように思う。
むしろ後者の方に比重が寄っていたとすら言える。

更に言うなれば、これらのテーマは各キャラクターたちにとって本編中で新たに獲得を目指すものではなく、主人公と出会う以前に各々の物語として達成したものを一度喪失し、再度獲得を目指す話のように思えた。



強さへの求道
→先の課外授業にてチャンピオンになったネモは、強さ故に全力で競える相手がいない孤独に直面した。

ポケモンとの絆
→マフィティフと深い絆のあるペパーは、父に会うために乗り込んだエリアゼロでマフィティフすら失いかけた。

仲間との絆
→スター団の仲間といじめっ子に立ち向かったボタンは戦いに勝ったが、スター団を守るために自らそれを手放した。


そういう意味では作中の各ストーリーは3人のための物語だった。

しかしここで「それなら主人公いらないじゃん!!」とはならない話運びだったのが本作の良いところ。
そもそもこれらの話が好転するきっかけは間違いなく主人公なのだ。
「過去/未来」がモチーフの今作において、主人公は停滞した現状をぶち壊し過去から未来へ進むために欠かせない重要な鍵として存在していたのだと思う。



また、これらの停滞した問題が個人では解決の成せないタイプのものであり、かつその解決は子どもたちの間で行われたところが本作の肝だな〜と筆者は感じた。

保護者ではない他者の介入によって問題解決をはかるというプロセスに、個々の閉じられた世界から開けた世界へ、という子どもたちの社会性の獲得を見たというか……
本編各話にて主人公と依頼者は協力者から友人同士へと関係が深まり、ザ・ホームウェイにて「主人公と主人公の友人3人」から「4人(+1匹)の仲間」へとコミュニティが広がったあたりに顕著な気がする。


ただ、保護者の介入なしと言ったもののスター団のゴタゴタに関しては校長がメインキャラ並みに登場&活躍している。この辺はまあ学園規模の問題だしね……
とはいえ校長も途中まで学生に扮して介入しているあたり、子どもたちのコミュニティに大人が入るべきではない(あるいは入ることは出来ない)というある種の線引きがあったんじゃなかろうか。

ポケモンって昔からそういうもんじゃろ」と言われそうだが、前作剣盾では比較的大人による問題への介入とサポートが充実していたことを考えると、逆説的に今作のこれは意図されたものだと言える、と思いたい……

そんな本作の大人の存在と子どもの自立?に関しては後述する「ポケモンにおける冒険の再解釈」と、後編記事の「帰る場所の位置づけ」でも似た話をしています。



最後の方は脱線してしまったがなんにせよ!!!
テーマが明確だったためメインキャラクターたちの魅力がしっかり表現されていたし、主人公との関係構築も1人1本のシナリオで丁寧に書かれているため、キャラクターたちへの思い入れの深まりもひとしおだった。

そして思い入れと言ったらミライドン/コライドン(以下、便宜上ライドンと呼ぶ)の存在を忘れるわけにはいかないよなあ!?
ということで次に行きます。


パッケージポケモンについて


従来のシリーズにおけるパッケージの伝説ポケモンたちは、その作中の鍵となる存在であり、ストーリー終盤で出会ったり手持ちになるのがお約束だった。
あの手に負えなさそうな存在と対峙してゲットする瞬間の達成感イイよね……

ただ、ストーリーのクライマックスを担当するから仕方ないのだけれど、伝説ポケモンをゲットする頃には旅パが完成していたり、共に旅するにしても残るは殿堂入りだけになっていたりして、どうにも薄くなってしまうのだ……影が……!
かといって序盤に捕まえられるレベルだと特別感がないうえ、後のイベントのために育てるのだとしたら自由なパーティを組もう!というポケモンのスタンスに反するような気もするのでなかなか扱いが難しい。


そんなわけで、ライドンが冒険の序章に主人公と出会い、移動手段としてそのまま旅に同行するという流れは上手い変化球だな〜と感心した。
序盤の偶然の出会いから仲良くなるまでの過程が丁寧に描かれるし、すぐ仲間になるし、強そうだけど戦わないし、手持ちとは別枠でずっと一緒にいる!!!!
特別感がいっぱい。


そも、本作はオープンワールドのためバトルする時間よりフィールドを駆け回る時間のほうが圧倒的に多くなる設計になっている。
つまり本編中で共にいる時間が一番長いのは間違いなく移動要員であるこの子なのだ。
ストーリーでも道中でも、主人公とライドンは完全にニコイチ。

そして本作になってポケモンや人間の表情・仕草がより豊かになったことの恩恵もかなり大きい。
ライドンちゃん、表情も動きも最強にかわいいのだ。愛してる。

そんな相棒ライドンとの冒険の日々とそれによる愛着は、間違いなくクライマックスの盛り上がりの一端を担っていた。
ライドンがバトルフォルムを取り戻して嬉しかったのはずっと一緒に冒険した仲間だからこそだし、そうなれなかった期間を噛み締めたからこそ。

共に旅した日々を糧に輝いてくれ、ライドン……!!!



それにしても、ライドンがこれだけ最高の相棒ポジションに収まると次回作からの伝説ポケモンのハードル上がるけど大丈夫け?と心配になる。
とはいえ常に出し惜しみせず全力で良いものにしよう、いい演出をしよう!という制作側の気概が感じられるのはプレイヤー的には嬉しいので有り難い。
その心意気をユーザーインターフェース方面にも見せてほしかったよ。


なんにせよ、ライドンは最高だという話でした。
筆者はミライドンのぬいぐるみ(5,500円)を買ったし受注生産のフィギュア(29,700円)も注文した。
マイスウィートミライドン……ずっと一緒にいような……


ポケモンにおける冒険の再解釈

旅の変化と悪の組織の分離

ポケットモンスターといえば主人公がポケモンと旅に出て、悪の組織の野望を阻止しつつチャンピオンに登り詰める冒険譚がお約束だ。

しかし今作SVをプレイし、近年の作品(前作剣盾や未プレイなので詳細は語れないがおそらくSMも含む)において「冒険」の形は地味だけど大きく変化していると感じた。


実力を見込まれ博士に依頼され旅に出た歴代主人公たちに対し、剣盾では「ジムチャレンジ」、SVでは「課外授業」という催し物への参加として主人公は旅立つ。
どちらも一人旅に違いは無いが、近年の作品は既定路線を進む安心感があり、そのかわりに冒険心を刺激するスリリングさを失ったと言えるだろう。
主人公の旅は安全な旅行へと形を変えたのだ。


そしてもう1つ。
剣盾のエール団とローズ委員長、SVのスター団と博士のように、〇〇団強大なポケモンの利用を企む大人の所属が分離されたのも大きな変化だ。
道中主人公に立ちふさがる迷惑な小悪党集団とヤバめな計画を立てる倫理観のズレた大人を分けることで、「主人公が単身で組織立った悪い大人たちの世界に首を突っ込む」というわりとシャレにならない危険さをできるだけ緩和しているように感じる。


節の題である「冒険の再解釈」とはつまり、主人公の冒険に降りかかる危険がだいぶ軽減されたよね!ということ。

これは初代が発売された頃より子どもたちへの保護意識が高まった現代だからこそでもあるし、ドットから3Dモデルへとゲーム内世界のリアリティが向上し、重箱の隅がより鮮明に目につくようになったという理由もあるのだろう。

子どもを1人放り出して世界の命運を託す周りの大人は何考えとんじゃ!!!!という倫理や良識に寄り添った変化ではあるが、とはいえポケモンである以上は未知の世界を冒険して悪の組織の野望を阻止して世界を救いてえ!!!!という冒険譚への希求も間違いなくあるわけで……


そういう意味では改善でも改悪でもあるこの変化。
冒険の再解釈によって生まれたジレンマがある種の問いかけとして最近のシリーズには横たわっているように思ったのだった。

剣盾における解答

そんな問いに対して、剣盾のストーリーを思い出してみる。

ジムチャレンジをする主人公たちの冒険には他の参加者、バトルの観戦者、ソニアやダンデのような保護者といった見守る目が常にあった。
エール団の迷惑行為はともかくとして、道中の不穏はそんな周りの大人たちによってほとんど取り除かれており、主人公たちが危険に身を投じるのは本当に最後の最後だけだった。

子どもが大人による庇護のもと力を身につけ、大人たちを超え、一人前として認められていく……というストーリーラインが剣盾の解だったと思う。


「世代交代」がテーマだと受け取った身としては、ちゃんと子どもが守られる立場に置かれていた剣盾のことは非常〜〜〜〜に好意的に思っている。
ローズ委員長のせっかち独断専行に対するツッコミはあれど、主人公とライバルたち4者4様の苦悩と着地点がしっかり描かれ、大人も大人なりに頑張ってるし苦労もあるんだぜ、という部分にまで焦点を当てた良い作品だった。

が、今振り返ってみると主人公たちの進む先8割くらいがお膳立てされた安全な道筋だったわけで、かなり過保護というか、子どもより大人の心情に寄り添いすぎた感も否めない。

筆者個人としては子どもに危険なもん背負わせんな学閥の者なのであの大人たちによる見守りの安心感はめちゃくちゃ好ましいと思うものの、大人の目線で見れば安心できても常に未知の大冒険を求めている子どもの立場からしたら物足りないわけで。

冒険という概念の変換期ゆえのアンバランスさと言えるかもしれない。
バランスって難しい。


SVの解答

それでは本作はどうだっただろうか。

SVは冒険の舞台を「学校」という子どもたち主体のコミュニティにすることで、大人の見守る目はありつつもあくまで子どもたちが主役として冒険が成り立っていた。
授業であると同時に自由に何でもやっていいという方針のため、剣盾で新たに出てきた「大人の主張強すぎちゃう問題」へも対応出来ていたのではなかろうか。

そしてすべてが学校の敷いた予定調和ではなく、ヌシポケモン討伐(?)や学校のはみ出し者達への殴り込みや、更には学校外部の人間(博士)の導きによる立入禁止エリアへの冒険など、明らかに学校の管轄外なイベントも発生する。*2

大人たちに黙って立入禁止区域へこっそり突入し、ともすれば世界の危機にも転じるような事件に立ち向かう大冒険をしてみせた主人公たち4人と1匹。
そんなザ・ホームウェイのお話について詳しくは後編で語るが、とにもかくにもこの秘密の大冒険にはめちゃくちゃ心躍った。
人は誰しも「未知の冒険」を求めてるんだなって……


そんなこんなで本作は楽しい課外授業とスリルある冒険、大人たちの良心と子どもの冒険心といったものの両立がいい塩梅で出来ていたと感じた。
前作の良さを引き継ぎつつ反省点の改善も成されていて、本作はこれからのポケモンにおける冒険の概念のひとつの指標になるんじゃないかな~などと思うのだった。


各編所感

ザ・ホームウェイは後編を丸々使って語るので、それ以外の3本の所感。

チャンピオンロード

チャンピオンクラスという形式は本作独特の設定とはいえ、ジム巡りをして「チャンピオン」になるのはポケモン恒例であり、特に捻りや壁もなくまっすぐ進む。
ストーリーとしてはすごくシンプルで、3本の中で一番薄いと言えなくも……ない……

しかし、個性的なジムリーダーや四天王という楽しみは今作も十分にあったし、ネモとのラストバトルの爽やかさがとにかく最高だった。めちゃくちゃ好き。

バトル狂ネモの抱えていた孤独が明言されるのは本編後のことなのだけれど、それでも本編中ですらネモがライバルを渇望していたことは明確だった。
だからこそラストバトル中の噛みしめるようなネモのコメントと、決着後の全力の「やったー!!!」にこっちも嬉しくなるのだ。本当によかったねえ。


また、この話は3つの話の中で唯一主人公が主体の話である。
他の話の主人公は完全なる協力者ポジションであるのに対し、チャンピオンロードだけはネモの誘いありきとはいえ主人公自身がチャンピオンクラスになるお話なので。
話や形は変わっても、ポケモン本編で「チャンピオン」になるというのは特別なものなんだろうな〜としみじみした。


スターダストストリート


ボスを倒すたびに過去の出来事が回想される流れ、不良漫画っぽくてよかった。不良漫画を読んだことがないので圧倒的偏見です。

前哨戦やボスたちの切り札ポケモンが特殊だったり、話としても完全にスター団たちの過去に焦点が置かれていたりでどこか物語の外伝感が強く、そこが新鮮で面白かった。
雇われ用心棒の主人公はぶっちゃけほぼほぼ蚊帳の外だったわけだけど、3本立てお話の1本だからこそ出来た面白い構成で面白いアプローチ。
ボタンの対人関係の不器用さや筋はちゃんと通す頑固さや真面目さが凄く愛おしい。友達を大事にできるいい子だよ……ガチもんのハッカーだったケド……


あとこのお話は校長がとりわけ輝いていた。
問題児たちの事情を汲むための努力を惜しまず、指導者でありつつも生徒を対等な存在として扱い時に頭を下げることも厭わない大人、めちゃくちゃかっけぇ。
ちなみに社会人としては引き継ぎをちゃんとしない前任やトップを思うと胸が苦しくなりました。やだよこんな職場で管理職は……

レジェンドルート

終始めちゃくちゃ面白かった。
登校中に変な絡み方してきた変な先輩の印象がどんどん良好に変わって行き、話がどう転ぶか読めなくて続きが気になり、ライドンはどんどんパワーアップし、オレモヌシー、そして最後には新たな冒険の布石が打たれ……


ペパーの弱ってしまった相棒ポケモン・マフィティフの弱った姿が、昔筆者の近所で飼われていた老犬の晩年の寝姿にそっくりで、最後までわりと本気で助からないんじゃないかとハラハラしていた。
なので元気になって本当に安心したし最後の洞窟でのマフィティフがモンスターボールをペパーに渡すムービーシーンは喜びで少し泣いた
そしてそれを見守りながら目配せする主人公とミライドンも良かった。撫でる手と目がめちゃくちゃ優しくて……


その後の博士とペパーの確執や不穏さが漂う研究所でのシーンも好き。
明るい陽の下の課外授業から人気のない無人の研究所へ、一気に空気感が変わってしまう緩急が最高だった。
あの研究所のモニターが起動した時の何かが始まるワクワク感たるや……!
課外授業の宝探しが未知の冒険に姿を変えるまさにその瞬間だった。



そして始まるザ・ホームウェイ
後編に続く!
3monopera.hatenablog.com

*1:とっ散らかりまくりのお手本といえばXY。思い出すだに惜しいな……と思う。 筆者のどうでもいいXYへの複雑な想いについて詳しくは「ポケットモンスターとわたし」にて。

*2:剣盾でも立入禁止された森に入ったりするんだけど絶対に大人の目はあった。今思い返すと本当に念入り。