茶箪笥のモリタート

考察は妄言 深読みは趣味

グノーシアのプレイ感想:前編

はい。




今回はSF人狼ゲーム、「グノーシア」のプレイ感想考察の書きなぐりになります。


相変わらず長ったらしい感想文になったので前後編の二部構成。

本記事である前編は作品概要とゲームシステムをメインに触れるので未プレイの方が読んでも問題ない軽微なネタバレだと思います。
もしそこまで読んでゲームに興味を持っていただければ幸い。

後編 ↓はエンディングや重大なネタバレをガッツリ含む感想文なので今後プレイ予定の方はご注意ください。
まっさらな状態でプレイしたほうが絶対に楽しいので……何卒……
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はじめに


最近いろいろと新しいものに触れたせいか作品の新規開拓に対するモチベーションが上がっていて、積みに積んだゲーム*1をそろそろ切り崩そうと思い立ったのが事の起こりだった。


「グノーシア」はテーブルトーク系のゲームとして知名度の高い汝は人狼なりや?をベースとしたゲームであるが、対人要素は一切なく完全シングルプレイ用になっている。
雰囲気のあるイラストとシングルプレイ人狼という点に惹かれ、switchで発売されてすぐくらいに買ったものの放置していたゲームだった。

人狼の経験はある*2からルール把握に苦労せずに済みそうだし、ワンプレイ15分程度という謳い文句から伺える気軽さが好ましい。
年々ゲームに割ける体力が減っていってるので……


そして3時間後、そこには寝る時間も忘れて長時間プレイにふける筆者の姿が!


いやさ、ロードが短くてサクサクプレイできるゲームは何時間でもぶっ続けで遊んでしまうことを完全に忘れていたんですよ。
止め時が見つからなくて気づいたら日付が変わっていてびっくりした。平日だったのにね……


それからは毎日欠かさずリングフィットとグノーシアな日々を2週間ほど送り、1月末にはエンディングを迎え、そのまま真エンディングまで到達した。

そして本作の完成度の高さに打ち震えたわたしは、その興奮冷めやらぬまま懲りずに感想文をしたため始めたのだった。
そしてひと月以上が経過した……


人狼とは


「グノーシア」の話に入る前に、要らないとは思いつつも汝は人狼なりや?の軽いルール説明を。
以降の話は人狼のルールを前提にした話も出てくるので一応ということで。
必要ないぜ!という場合は飛ばしていただいて大丈夫です。


汝は人狼なりや?」、簡単に言えば話し合いの中で人狼が誰なのかを見極め排除していく推理系テーブルトークゲームである。村に紛れ込んだ人食い人狼を排するため、村人たちは村の存亡をかけた話し合いを始める……!みたいな。

プレイヤーは村人と人狼の陣営にわかれ、昼と夜のターン制で進行する。
まず昼のターンはプレイヤー全員で誰を吊る(処刑のこと)かを話し合い、多数決でその1人を決める。
夜は人狼のターンとなり、村人の中から襲う相手を1人選ぶ。その他、村人の中の様々な役職の人が行動を起こすのもここ。

この昼と夜を交互に繰り返していき、人狼を全員吊ると村人陣営の勝ちに、人狼と村人の数が同数になると人狼陣営の勝ちになってゲームセットとなる。

そして村人の中にはゲームの醍醐味とも言える、様々な役職持ちが存在する!


一晩に一人、その人が村人か人狼かを知ることができる占い師!
その日の昼間に吊った奴が村人か人狼かを知ることができる霊媒師!
その夜襲われそうな村人にアタリをつけて護衛する狩人!
村人だけど人狼に肩入れする狂人!
お互いがお互いを村人だと知っている双子!
人狼でも村人でもない第3勢力妖狐!


数年前までの知識しかないわたしが知っているのはこれくらい。役職はゲームの難易度調整的な役割であり、参加人数等によっては双子や妖狐などを加えないことも多かった。
グノーシアに登場する役職も以上の6つまで。

村人たちは当人以外誰が役職持ちなのかがわからないため、人狼側が情報を撹乱するため役職を騙るなんてこともまま起こる。何が嘘で何が本当かは行動と話し合いの中で見極めなければならない。


汝は人狼なりや?は即興のハッタリとアドリブと推理力の求められる、疲れるけど楽しいゲームなのだ!
人狼の人数や役職の増減でバランス調整がしやすいし、完成度のかなり高いゲームだと思う。

が、プレイ上の難点も無いわけではない。

  • 人員をある程度集めないと勝負にならないハードルの高さ
  • 実践を積んでやり方を掴んでいくのが楽しいのに一戦一戦にかなりの時間を要する
  • ワンプレイが長い故の序盤死亡勢の持て余し感
  • 騙し合い疑い合い特有のギスギス感


こういうテーブルトークゲームならではの煩わしさとハードルの高さがあり、人狼は知っているがやったことはないという方も結構多いのではないかと思う。


そこで登場するのが完全シングルプレイ型人狼ゲーム「グノーシア」!!!

対人ならではの生々しいギスギス感や行動処理にかかるリアル待機時間の長さなどが発生しないため、1人で遊びたい人やお手軽に人狼を楽しみたい人にはうってつけだと思う。

ちなみに大まかなルールはグノーシアと人狼で同じではあるが、セオリーにはかなり隔たりがあるため混同しないようご注意されたし。


そんなこんなで人狼については最低限説明できたと思う。
以下からようやく「グノーシア」の話に入ります。


グノーシアとは


異星体グノースという正体不明の存在に汚染された人間をグノーシアと呼ぶ。
グノーシアは見た目こそ人間そのものだが、例外なく「人間を消す」ことを目的とした人類の脅威である。
これがゲーム「グノーシア」における人狼的立ち位置。


本作はそのグノーシアによって壊滅騒ぎになった星から逃れた面々が乗り込んだとある宇宙船内の話になる。
星から避難したことで脅威は去ったかに思えたが、間もなく船内にグノーシアが紛れ込んでいたことが判明する。船の乗員たちはこの脅威を排除すべく、グノーシア対処の規定に従って疑わしきをコールドスリープさせる話し合いを始める。

宇宙船という閉鎖空間、1人ずつ減っていく船員と疑心暗鬼。
こういう舞台設定ってどうにもワクワクする。火の鳥の宇宙編みたいな息苦しさ大好き。


ゲームの基本形は人狼と同じだが、諸設定をSF的に書き換えたり無理のあった設定が整えられたりしている。

汝は人狼なりや?」はゲーム自体の完成度は高いがストーリー設定や導入にツッコミどころが結構あるので……
そんなものはゲームだけする分には気にもならないが、「グノーシア」のようなストーリーのある作品になってくるとそうもいかない。

  • たとえ村に人狼が紛れ込んだって知らない顔くらいすぐわかるのでは?

グノーシア発生騒ぎで命からがら船に逃げ込んできた面々なのでまずほとんどがお互い初対面。そもそも汚染者は見た目から判別がつかない。

  • 疑わしきは殺せ!はさすがに倫理観狂ってない?

近未来なので処刑ではなくコールドスリープという処置になっている。


といった、人狼初プレイ時に誰しも一瞬よぎるであろう導入の雑さをしっかり潰している。そのほかにも設定の随所を丁寧に世界観に溶け込ませていた。
しかもただ世界観に合わせるだけでなく、それらがシナリオに関わってくることもあったり。ゲームの要素をストーリーに上手く絡めた話の展開にわたしは膝を打ちまくりだった。


本作はおそらく人狼を骨組みにしてストーリーを作っていこう!というところから出発したのではないかと思う。そうじゃないとここまでシナリオと人狼のゲーム性が噛み合うこともなかっただろう。
そのくらい「グノーシア」制作陣、骨組みにストーリーを肉付けしていくのが上手いのだ。すごい。
このゲーム性だからこそのストーリーだし、このストーリーだからこそのゲーム性だし。

あんまり褒め殺しするのも良くないと思うけど、そういう意味で唯一無二なゲームだと感じた。


あらすじとゲームの謎


上記だけだと世界観の説明と私の褒め殺しだけで何が何やらわからないと思うので、もう少し詳細なあらすじを以下に書く。


プレイヤーキャラ (といちいち書くのもめんどくさいので以下主人公と呼称する) は状況も経緯も己についても何もわからない記憶喪失状態で目を覚ます。
目覚めた時に目の前にいたセツという人物に導かれ、訳も分からぬままグノーシア対策の話し合いに参加するところから物語は始まる。


そして2日に渡る話し合いの末、5人のうち2人のコールドスリープと1人の消失でグノーシアの対処は幕を閉じる。

決着が着いた後、主人公はセツから不思議な「鍵」を渡される。

「疑うな。畏れるな。そして知れ。全ては知ることで救われる」

そんな言葉と共に鍵を受け取ったところで、主人公の意識は暗転する。
目覚めた時から何故かずっと友好的だったセツの意図もわからぬまま。


次に気がつくと主人公は船内のメインコンソール室、つまりグノーシア対策の話し合いの会場だった場所に立っていた。

コールドスリープさせたはずの人物も消失したはずの人物も、何事もなかったかのようにそこに居合わせ、解決したはずのグノーシア対策の話し合いを始めようとしていた。
まるで時間が巻き戻ってしまったかのように──

みたいな。
有り体に言うとループものになる。


この「鍵」は何なのか?
何故ループが起きるのか?
グノーシアとは何なのか?
ループから脱するにはどうしたらいいのか?

それらの謎を明らかにするため、繰り返されるグノーシア対策の話し合いの中で船員たちの人となりや船内の情報を集めながら手がかりを探っていく。
ループの始まりでセツに言われた通り「全ては知ることで救われる」と信じて。


ちなみに最初のループに登場する乗員は5人だが、人数はループを重ねていくうちに徐々に増えていく。
登場するのは主人公を含めると全部で15人。
いきなり知らない人が14人ドッと出てきたら誰かしら薄い印象になってしまったと思うので徐々に増やしていく進め方は親切だしありがたかった。


ゲームシステムとループの親和性


本作、無論ではあるが人狼を知らない人でも問題なくプレイできる。
ループものという強みを活かして30ループ程度使って段階を踏み、実戦を通して世界観と人物とルールの紹介を丁寧に行ってくれるのだ!

30!?と驚くことなかれ。
このゲーム、エンディングまでに100ループ前後のプレイが必要になる。
わたしは1周目で130ループ、2周目で90ループくらいを要した。
誰がグノーシアで誰がどの役職なのかはプレイヤーキャラも含めループごとに完全ランダム*3だし、テンポもいいのでダレたりはしないと思う。
特定の状況で起こるイベントや特殊な会話も多くあるため常に新鮮さをもって遊ぶことができた。


まあとにかく、人狼は口で説明するよりとにかく数をこなすのが望ましい。
人狼ゲームは役職ごとに求められる立ち回りが少しずつ異なっているため、その様々な役職を知り、体験し、勝ち負けを繰り返すことで人狼においての自分なりのセオリーを掴んでいくのが一番なのだ。

そういう意味でも同じメンバーでループするという設定は何戦も重ねて立ち回りのコツを掴んでいく人狼の醍醐味を活かすのにうってつけだったし、人がポンポン減っていくというストーリーを展開する上で枷になりそうな人狼のゲーム性の克服にも繋がっていた。


ついでに今更だがゲーム内容についても軽い説明をば。

ゲームは人狼とほぼ同じく昼→夜を繰り返して人を減らしていく。
昼の話し合いは時間制限の代わりにターン数が決まっていて、プレイヤーは話し合いの中で発言したり反論したり便乗したりといったコマンドを選び、誰かに疑いを向けたり主人公が生き残れるように行動する。後述するがレベルが上がると発言内容も増えてくるので行動の自由度も結構高い。
ターンが経過するとコールドスリープ投票が始まり、1人が決定したら夜になるという流れ。
コマンド入力というコンピュータ相手ならではのシステマチックさがテンポの良さにも繋がっていて良かった。
自由度も確保しつつお手軽な良いバランス。


また、ストーリーの重要なタイミングで「〇〇と生き残ること」などの特殊な条件が発生するのも面白かった。
こういう「誰かと手を組む」「話し合いとは別の思惑があって行動する」みたいな状況は普通の人狼ではあり得ない、キャラクターとストーリーがあってこそ起こることなので、緊張感と特別感も相まってわくわくした。

特殊な条件が提示された周で失敗してもループするからストーリーに矛盾なく何度でも再挑戦できるのも強い。
コンピュータ相手だとコツさえ掴めば生き残るのは案外簡単だが、自分以外の生存が条件に加わることで一気に難易度がはね上がる。

自分の意志だけではどうにもならない多数決の暴力を味わってこその人狼
その失敗を次に活かし、時には運頼みで……と試行回数を重ねるのもゲームの醍醐味だしね。


また本作は育成要素もあり、1周のループが終わるごとに経験値が獲得できる。
それを6つあるパラメータの中から任意の能力に振ることで、発言力を上げたり人から狙われにくくなったり騙しやすくなったり、話し合いでいろいろなことが出来るようになる。

先述のレベル上げで発言内容を増やすというのがコレ。
素のプレイヤースキルの向上の他、レベルアップ要素もあるため徐々に自分の思う通りのゲームメイクができるようになっていく。万能感が気持ちいい。
経験値振りは任意のうえ、後々パラメータの振り直しも可能なので難易度を好きに調節できるのもいいバランスだと思う。


キャラクター


先述の通り登場人物は主人公を含め全部で15人。
何十回と顔を合わせることになるこの面々は近未来サイエンスフィクションらしく一癖も二癖もあるやべー存在ばかりであるが、なんだかんだみんな悪い人ではないし魅力的だし、最終的に誰にも消えて欲しくないなあと思うくらい愛着が湧いていた。


本ゲームはそんな個性強めの彼らについて知っていくのが一つの目的になる。

が、ゲームの中で彼らのこれまでの人生の全てがわかる訳では無かったりする。知ることができるのはあくまで彼らの片鱗
行動の限られた数日間で親しくなれるのはせいぜい1人程度だし、親しくなって聞くことが出来た話だってきっとその人の中の1エピソードに過ぎない。

よっぽどの状況じゃないと知り得なかった秘密があれば、特に探る意図はなかった普通の雑談や偶然のアクシデントによって意外な一面を知る、なんて事もまま起きるのが妙に人間関係の生々しさを感じさせる。

断片的な情報で想像の余地を残しつつも、何気ない一言から価値観が伺えたりなんとなく人となりが掴めてくるバランスがいい塩梅だった。変に全ての設定が明かされるよりもより立体的な存在に思えてくるというか。

情報の量や開示の仕方で丁寧に1人1人のキャラクターを引き立たせていて、いいゲームだなあとしみじみした。


そんなこんなで毎度恒例1人1言(大嘘)感想コーナー!
あと話し合い中の印象も簡単に添えておいた。

  • 気を抜くと初日に吊られる:セツ

主人公とニコイチのヒロイン兼ヒーロー。愛してる。
主人公が最初に出会う人物で、序盤の頼りになる導き手。しかし結構抜けてるところもある。とてもかわいい。
*4という男でも女でもない性別設定も上手いと思う。これが主人公にとって同性や異性だったらまた違った感じ方になっていたと思う絶妙な関係性だった。

  • 協力はいつでも命懸け:SQちゃん

パッケージの人。彼女はギャップの振れ幅がすごくてドキドキさせられっぱなしだった。
なかなか見ないキャラ造形をしていて最高に魅力的。大好き。

  • ステータス変化が急激:ジナ

真っ当にいい子すぎてびっくりする。そしてどことなく漂う負けヒロイン感。
クールな彼女のたまに見せる微笑みがたまらなく好きです。幸せにしたい。

  • とりあえず吊っとけ:ラキオ

自信家でナルシズム全開な言動だが繊細な面もあり、変人に見られがちだけど良識も持ち合わせてる天才キャラがわたしは大好きなのでラキオはど性癖でした。
ファインプレーも多いが憎まれ役になりがちで吊られ率消され率No.1。

  • カリスマの効き目はいまいち:しげみち

あんなにハリツヤあるビジュアルなのに識別年齢88の謎。
中身は愉快で気の良い奴だし、発言の1つ1つに人の良さが感じられる癒やし枠。

  • 絶対人間or絶対敵認定マシーン:ステラ

とある条件達成時の台詞、「わたしは……幸せに、なりたいの」でイチコロだった。
敬語お姉さんキャラのふとした瞬間の砕けた口調に落ちない人間なんているのか!?

  • 頼りになる直観特化:コメット

この子自体は少しドライなだけで良い子なのだが、その体内のやべーもんはどうにかしないとやべーと思う。
初期の議論におけるお助けキャラ。

  • ステのバランスが良い:シピ

初回プレイ時よく彼に嘘を看破されたり騙されたりしたので最大のライバルだった。
たぶん人間としては一番出来てる。そしてこの作品中随一にSFしてるキャラ。

  • 話し合いのラスボス:夕里子さま

めっちゃこわい。何かと主人公に絡んでくる謎の圧倒的強者。
でも協力者として生存した時にちょっとデレ?てかわいいなあと思った(小並感)。

  • 敵対すると面倒:ククルシカ

声を発せない超絶美少女。初登場時にくれたあの花冠はセツにも渡してるのかな。
この人は仲の悪い相手を潰すことに全力なので同陣営であっても油断できない。

  • リアル狂人ロールエンジョイ勢:ジョナス

やべーおっさん。皆この人のことはボケ老人くらいの扱いをしてて面白かった。
ストーリー面でも何しでかすかわからんから真っ先に冷凍した方がいいのでは?と思う。

  • 語彙は緩いが理論派プレイヤー:オトメ

癒やし枠。とある独白が良い子すぎ切なすぎで胸が苦しくなった。好き。
ヘルメットが無いと物足りなく感じるのでメガネの有無で違和感を覚えるあの現象かなと思った。

  • 土下座生存はやめてくれ:沙明

一周目は名前の読みがわからなくて参った*5コメディリリーフ枠の人。
露悪的な発言の目立つ実は良いヤツ系だが、言動と立ち回りの面倒くささはマジ。

  • 発言力なくてかわいそう:レムナン

見た目からして不幸体質っぽい可哀相な役回り担当の可哀相な人。
船で事件が起きた時もよく被害者になる。可哀相。別に悪いことしてないのにな。

  • だいたいコイツが場を荒らす:主人公

デフォルトネームは無い。ゲームスタート時に名前と性別と能力値、好きな色を決める。
セツという者がありながら複数キャラクターとの恋愛要素っぽいイベントがあったりなかったりする。お気に入りはSQちゃんイベントです(懺悔)



ここでわたしのネーミングについてちょっと余談。

わたしは昔からゲームの主人公の名前をミシマ(三島由紀夫)に仮託する習慣があった。

そこまでヘビーな三島由紀夫ファンでもないけれど、高校生の時になんとなく主人公が三島由紀夫だったら面白いんじゃね?と思いを馳せたくなった時があり、それが習慣化した。
が、このブログの筆者の名前が三島なところからもわかる通り既に形骸化してる。

物語作品に感情移入しやすいタイプなので名前でゲームとの間にワンクッション置くのが常なんですよね。ある種の儀式的なもの。

今回はなんとなく下の名前「ユキオ」に設定したら間が悪く一字違いの「ラキオ」登場。
名前を呼ばれる時や投票先を確認するときに紛らわしいのなんのって……
これはプレイに支障が出るなと判断して一旦リセットし、ユキヲでスタートしたのだった。
基本カタカナなのは多分メガテンの影響。


ひとまず前編はここまで!
今までの記事の中でも断トツに頑張ってダイレクトマーケティングに努めたつもりなので興味の湧いた方はどうか……どうかプレイしてくれ……


後編につづく↓
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*1:筆者はsteamやswitchのゲームを積んだ状態で満足してしまう重度の積みゲーマーである。パッケージ時代はそんなことなかったはずなんですけどね……

*2:筆者が大学に入る前後、世間では空前の人狼ブームが巻き起こっていた。それに際してボドゲやテーブル系ゲームをする集いみたいなものも各所に起こり、上京したての浮かれた筆者もよくそれに参加していた。

*3:ただしゲームが進むと自分の役職は選択可能になる。

*4:男女の他にもう1つ、後天的に選択できる性別を汎という。無性とも呼ばれ、男女の身体的特徴を取り除くこともあるらしい。

*5:周回していて気付いたのだが性別女性の場合のみ読み方を名乗るっぽい。この野郎……